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県内初、駒ヶ根市内の建設現場でGX建機を導入  ~全国でも希少なアップフロントカーボンの削減に向けた先進的な取り組み~

日付
2025年01月08日
カテゴリ
お知らせ CSR活動

当社はこのほど、駒ヶ根市内の建設現場で、GX建機(※1)を初めて導入しました。

電動(EV)建機を使った工事は全国的にもまだ珍しく(※2)、県内では初めての試みです。

今回導入したGX建機は、ボルボ社製のバッテリー駆動式中型油圧ショベル「EC230 Electric」です。

従来のディーゼル機と同一性能でありながら、排出ガスゼロで、低騒音・低振動、制御性向上などに優れています。

エンジン関係の消耗品がないためメンテナンスも不要で、油圧ホースへの負担も少ないため、オイル漏れのリスクが低いのも特徴です。

リチウムイオンバッテリーを搭載しており、現場にキュービクル式高圧受電設備を設置し、夜間に400Vの急速充電を行うことで、日中5時間の稼働が可能です。

ヤマウラはScope1及びScope2(※3)において、2021年度実績1,422tのCO₂排出量を、2030年度までに年4.2%ずつ削減し881tにする目標設定をしてSBT(※4)の認証を得ています。

その他、太陽光発電や小水力発電を自社で行うことにより地産地消の再エネで年間約800tのCO₂排出量削減に貢献しており、2030年度には実質的なゼロカーボンの達成を目指しています。

建設現場では、重機使用による軽油燃料の割合も大きいため、GX建機導入がアップフロントカーボン(※5)の削減につながると判断しました。

当社は今後、GX建機導入によるCO₂削減効果を検証し、さらなる運用につなげることで、建設施工時に排出されるCO₂の低減を図り、持続可能な地球環境保全に努めてまいります。

 

(注釈)

※1=GXはグリーン・トランスフォーメーションの略。GX建機は、国交省が建設施工現場における電動建機の普及を促進し脱炭素化を図るため、令和5年10月策定の「GX建設機械認定制度」で認定された重機(「EC230 Electric」は申請準備中)。

※2=建設現場におけるGX建機の導入は、全国では大林組に次ぎ2例目。ICT機能(マシンガイダンス)を搭載した活用は全国初(当社調べ)

※3=Scope1 事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
   Scope2 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出

※4=「Science Based Targets」。パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標

※5=建造物の建設時において、資材製造から施工までに排出される二酸化炭素(CO₂)などの温室効果ガス(GHG)の量

 

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